飯田基晴

1973年横浜生まれ。横浜在住。

法政大学在学中、「日本映画の現在」という授業で映画のおもしろさに目覚める。
授業のゲスト、原一男監督の「CINEMA塾」に参加し、ドキュメンタリー映画の可能性を体感する。
またアテネフランセ文化センターでの映写のアルバイトを通して、古今東西の映画に触れる。
1996年からボランティアとして新宿で野宿する人々に関わる。
1998年に大学を卒業し、雑誌専門の図書館・大宅壮一文庫でアルバイトをしながら、
ビデオカメラで野宿する人々の記録を始める。
以後ドキュメンタリーを中心に映像制作を続けている。
その後、映像制作会社の社員、福祉施設の非常勤職員を経て、
2004年に初の長編ドキュメンタリー映画「あしがらさん」を劇場公開。
同年、ドキュメンタリー製作者の勉強会「風の集い」を始める。
2006年に仲間と映像グループ ローポジションを立ち上げ、現在に至る。


フィルモグラフィー


監督作品

「あしがらさん」 (2002年)-監督・撮影・編集・ナレーション

「今日も焙煎日和」(2007年)-監督・撮影・編集・ナレーション

「犬と猫と人間と」 (2009年)-監督・撮影・編集・ナレーション

「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」 (2012年)-監督・撮影・編集・ナレーション

「不安の正体 精神障害者グループホームと地域」 (2021年)-監督・撮影・編集・ナレーション



参加作品

「つぶより花舞台」(2009年)-撮影

「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」(2013年)-構成・編集・プロデューサー

「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」 (2016年)-プロデューサー

「アリ地獄天国」 (2018年)-構成

「2887」 (2021年)-構成・編集



DVDパッケージ作品

「”ホームレス”と出会う子どもたち」  (2009年)-プロデューサー・撮影

「いぬとねことにんげんと ダイジェスト版 映画”犬と猫と人間と”」 (2010年)-監督・撮影・編集・ナレーション

「あなたの偏見、わたしの差別 ~人権に気づく旅~」 (2012年)-監督・撮影・プロデューサー

「和力」 (2015年)-監督・撮影・編集

「黒澤泰と飯田基晴の地域猫活動のすすめ」 (2018年)-監督・撮影・編集



受賞

第5回おおさかシネマフェスティバル インディペンデント映画賞

第1回国際どうぶつ映画祭 啓発映像アワード表彰

 

著書

「犬と猫と人間と いのちをめぐる旅」(2010年・太郎次郎社エディタス)

 

新聞・雑誌連載

共同通信・新聞エッセイ「犬と猫と人間と」(2010年/全10回)

共同通信・新聞エッセイ「犬と猫と人間と、いま」(2013年/全5回)

ビデオサロン・連載記事「アマチュアライクなプロとして ドキュメンタリー映画制作私論」(2014年12月号~2016年7月号/全20回)

 

教育活動

大学をはじめ各種学校で、映像製作の講義、作品をもとに人権や動物福祉についての授業なども行なう

2014年より日本映画大学の名物授業「人間総合研究」の指導講師を務める

 

ワークショップ

国分寺市子どもの居場所事業・2005年子ども映画教室開催 

葛飾区市民活動支援センター・2010年映像ワークショップ開催

横浜市大岡地区センター・2014年ビデオワークショップ開催

 

その他の活動

ホームレス問題の授業づくり全国ネット 理事(2008年~)

大倉山ドキュメンタリー映画祭 実行委員(2010年~)