ローポジションとは



映画製作と映像制作業務の両立

これまでに9本の長編ドキュメンタリー映画を制作し、6本を劇場公開しました。

それに並行して、さまざまな団体・個人から依頼を受け、数多くの映像制作業務を手がけています。

 


特徴

●依頼された映像製作から長編映画へ発展
「フツーの仕事がしたい」「逃げ遅れる人々」は、それぞれ労働組合、障害者団体から依頼を受けて
取り組んだ映像作品をドキュメンタリー映画に発展させました。
「犬と猫と人間と」は、個人の方から映画製作の依頼を受け、メンバー全員で取り組みました。

依頼された題材にじっくりと取り組むことで、当初の想定を超える広がりを生み出してきました。


●ドキュメンタリー勉強会・映像サークル「風の集い」開催
2004年よりドキュメンタリー製作者の勉強会・映像サークル「風の集い」を開催しています。
ローポジション設立後も、ここでお互いの作品に対する意見や批評を交わし、作品の完成度を高め、
作り手としての意識や技量を磨いてきました。同業の映像制作者の人脈も広がり、このネットワークは
私たちにとって大きな財産です。



●市民活動への参加
ローポジションのメンバーはそれぞれ、様々な市民活動に参加しています。
時にはその団体内部の映像制作も担い、活動を発展させてきました。
映像作品の製作費を確保するため寄付を募ったり、助成金申請をしたり、最近ではクラウドファンディングを
利用した資金集めも行っています。NPOや市民活動団体の運営事情を理解し、製作資金を集める段階から
アドバイスや協力できることは、私たちの強みです。

劇場公開実績

2008年
「フツーの仕事がしたい」監督:土屋トカチ

2009年

「犬と猫と人間と」監督:飯田基晴 
  撮影:常田高志/土屋トカチ/飯田基晴

2011年
「タケオ ダウン症ドラマーの物語」
  監督:常田高志

2013年
「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」
  監督:宍戸大裕   プロデューサー:飯田基晴

2016年
「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」
  監督:古居みずえ プロデューサー:飯田基晴
  編集・宣伝デザイン:土屋トカチ 整音:常田高志

 

2019年
「アリ地獄天国」監督:土屋トカチ

 撮影・編集・構成:土屋トカチ 構成:飯田基晴

 整音:常田高志 ナレーション:可野浩太郎 

受賞歴

2008年
「フツーの仕事がしたい」
・第17回レインダンス映画祭(イギリス)  ベスト・ドキュメンタリー賞受賞
・第6回ドバイ国際映画祭(UAE)  アジアアフリカ部門 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
・第33回香港国際映画祭  Humanitarian Awards for Documentariesノミネート
日本の労働映画百選 入選作品

2009年
「犬と猫と人間と」
・第5回おおさかシネマフェスティバル インディペンデント映画賞受賞

・第1回国際どうぶつ映画祭 in 神戸 啓発映像アワード表彰

2011年
「タケオ ダウン症ドラマーの物語」
・文部科学省選定
・アフリカ・ワールド・ドキュメンタリー・フィルムフェスティバル(アメリカ)観客賞

 

2019年
「アリ地獄天国」

第1回日本の窓ドキュメンタリー映画祭 2021賞受賞(フランス)
ピッツバーグ大学 第2回日本ドキュメンタリー映画賞 グランプリ(アメリカ)
・第20回ニッポン・コネクション 第1回ニッポン・オンライン賞受賞(ドイツ)

・第94回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画ベスト・テン第8位

・福井映画祭14TH 長編部門観客賞受賞
・第3回門真国際映画祭ドキュメンタリー部門 優秀作品賞受賞
・2019年 貧困ジャーナリズム賞受賞

2022年
「ここから「関西生コン事件」と私たち」
・2023年 第11回 日隈一雄情報流通促進賞 奨励賞受賞
・2023年 
貧困ジャーナリズム大賞2023 特別賞受賞 


歴史

■2006年
飯田基晴、土屋トカチ、常田高志の3名による共同事務所「映像グループ ローポジション」を横浜市港北区篠原台町にて設立。

■2010年
横浜市中区長者町へ移転。

■2012年

合同会社映像グループローポジション(代表社員:飯田基晴)を設立。

 

■2016年

映像グループ ローポジション結成10年を迎える。10周年記念特集上映「ハマのドキュメンタリー映画作家たち」を横浜シネマリンで開催。

■2021年

映像グループ ローポジション結成15年を迎える。

■2023年

5月末に事務所を閉鎖。映像制作者のネットワークとして活動を継続する。