和力

① サポーターの思いから始まった映像製作


和力は、日本各地に伝承される行事や音楽、祭り芸能を舞台で表現するグループです。加藤木朗さん(和力主宰、太鼓、舞、大道芸)、木村俊介さん(篠笛、津軽三味線)、小野越郎さん(津軽三味線)の3名に、多彩なゲストが加わり活動しています。


今回の映像製作は、和力の熱心なサポーターでもある加藤木朗さんの叔父・加藤木雅義さんの思いから始まったものです。

 

② クラウドファンディングへの挑戦


当初、雅義さんとしてはご自分の退職金を製作費に充てて、映像作品を作りたいと仰られていました。しかし、和力のさまざまな活動を撮り、その芸術性に見劣りしない、クオリティの高い作品を作るとなると、どうしても製作費がかさみます。

そこで、和力の活動を身近なところで応援している他の方々も加わり、クラウドファンディングで製作費を募ることになりました。

※クラウドファンディングとは、インターネットを活用し、多くの人に資金の提供を呼びかけ、プロジェクトを実現させる取り組みです。


③ クラウドファンディング成功の要因


こうして始まったプロジェクトは、2015年2月~6月の4ヶ月間で114名から、211万6000円の支援を頂くことができました。そして、同年9月にDVDとプロモーションビデオが完成しました。

クラウドファンディングが成功した要因として、和力にはこれまでの活動を通じて、熱心なファンや応援してくれる方々がいたことです。

そこから更に応援の輪を広げるため、こまめに情報を更新し、製作中の映像をYouTubeにアップすることで、多くの人々に関心を持ってもらえるようになりました。


プロジェクトを担ったメンバーは皆ボランティアで、本当に大変だったと思いますが、それだけに成功したことの喜びも大きかったと思います。

 

④ 活動を多くの人に知ってもらうことにも繋がる


ローポジションとしても初めてのクラウドファンディングでしたが、映画製作のための寄付を集めた経験を生かして協力させて頂きました。

クラウドファンディングにはかなりの労力を要します。しかし単に資金調達だけではなく、その活動をより多くの方々に知ってもらい、応援の輪を広げていくきっかけにもなります。資金調達の可能性を広げるためにも、ご相談頂ければ一緒にご検討させて頂きます。